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梅咲 則正*; 喜多 善史*; 飯田 孝道*; 半田 克巳*; 小原 真司*; 鈴谷 賢太郎; 福永 俊晴*; 三沢 正勝*
Physics and Chemistry of Glasses, 41(5), p.304 - 308, 2000/10
アルカリボレート(KO 10, 30mol %-BO)ガラス及び融体の構造をパルス中性子回折で調べた。KOの量が増加することによって、動径分布関数のB-O相関に関する最接距離のピークが長い距離側にふくらみはじめ非対称なピークへ変化することがわかった。これは、アルカリ酸化物KOの添加によって、BOガラスのユニット構造であるBO三角形の一部が、BO四面体へと、変化したことを意味している。また、アルカリ金属イオンKの局所構造を調べるため、KのK吸収端でのEXAFS測定を行った。その結果、K-Oの原子間距離は2.83~2.86Åであり、Oは、Kの周り八面体的に6配位していることがわかった。